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睡眠奏法

先日のBBB練習で、久しぶりの新奏法「睡眠奏法」がめでたく認定された。眠りながら演奏するものだ。

実は数年前の合宿でベースのK氏が開発していたが、そのときは「居眠り疑惑」扱いで、リーダーに「寝ないで弾いてヨ」と苦言を呈されていた。しかし、その後ドラムのK氏も手足は動いているが実は眠っているのではないかというように「疑惑」は静かに広がりを見せていた。

確かに眠りながら演奏しているというのはそれだけで驚愕の技術といえるのだが、今回の認定につながったのは、我々BBBが直面する「いかに音数を減らせるか」という音楽的課題を解決してくれる可能性があるからだ。

「音数が少ない」といえばカウント・ベイシーのピアノを思い出す。必要最小限の音数でも実にスリリングでグルービーだ。晩年のマイルス・デイビスもクワォと一吹きしただけでステージから消えた。世界でもっとも音数が少ないのはジョン・ケージの有名な音楽作品「4分33秒」だろう。この曲は音が全くなくて楽譜はずっと休符だ。BBBも「3分33秒」を発表しようかという話をしていたのだが、なんとケージは「0分00秒」という曲をすでに発表していた。

そういえば日本のフォークシンガー高田渡氏が演奏中に寝てしまったのを見たことがある。友川かずき氏にいたってはライブ前から寝ていて起きないという話をきいたことがある。ただしこのお二人は「泥酔」ということで「睡眠奏法」とは別である。

とにかくこの「睡眠奏法」を導入し「音数を減ら」そうと我々は考えたわけである。

また、ライブをしながら睡眠がとれ、また睡眠が必要なときはライブをすればよいので便利だ。ライブが終われば十分な睡眠でいつもすっきり気分、すぐ別のシゴトにも行けるので収入も面白いように増えるであろう。


この日のミーティングは「脳死奏法」「キーがない曲」についても話し合われ実りの多いものとなった。
睡眠奏法_c0018561_21511663.jpg
by bbbrothers | 2006-10-19 21:43 | B.B.Brothersの人々
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