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疲れた太陽~タンゴ

アマゾン中古ネットに何年間も予約を入れて入荷を待っているのがミハルコフ監督の映画「太陽に灼かれて」のサントラCD。

この映画の中で何度も流れるコンチネンタル・タンゴ「疲れた太陽」が大好きです。ノルシュテインのアニメ「話の話」でも使われています。(このアニメもたまたま70‘代に吉祥寺のバウスシアターで観ました)

「太陽に灼かれて」はスターリンによる粛正を告発する作品ですが、そのテーマ以外にも様々な暗喩が仕掛けられていて、見れば見るほど謎が深まり、毎回様々な想像がかき立てられます。
何度も見たので、ビデオテープは音が変になってしまったのです。

タンゴは200年ほど前に南米のブエノスアイレスで都市音楽として発祥。これがビート感の強いアルゼンチンタンゴで、その後19世紀にヨーロッパに渡り、優雅なコンチネンタルタンゴが発展し、この「疲れた太陽」は、ロシア曲ではとてもポピュラーで、1920年代という時代を象徴する曲だそうです。

冒頭の俯瞰ロングショット、森のほとりの広場に作られたテラスの上で踊る数組の男女、雪の中を舞い続けます。その情景は実に美しい、しかし、男達は軍服で身を固めて踊っているのです。

先日、アマゾンの購入希望価格をアップしてみました。今度は手にはいるかもしれません。
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by bbbrothers | 2004-09-30 14:52 | 映画を観ました

B.B.Brothers の由来

貧乏兄弟! これが直訳。

1980年頃、ギターのH氏と私がギター2本で結成した時のユニット名です。
当時はお互いに借金にあえぎ貧乏でした。・・・今もそうです・・(空)。

共通の知り合いだったFJという「お嬢おばさん」(歳をとっているがお嬢さんのような
オバサン)が、我々のことを彼女の「家族晩餐」で話題にしたところ、
彼女のお母様が
「なんて可哀想な名前の人たち・・何かしてあげられないかしら?」
とまで言ってくださったそうです。
それをFJさんから聞いて、
まるでヨーロッパのお伽噺に入りこんだようで目がくるくる回りました。
でも別に何もしてくれませんでした(笑)。

結成したと言っても誰もいない公園で歌ったことが1回か2回、
Nobody knows とか フォーユーアキューズミーとか。
その後は十数年間の休眠状態。

それが21世紀にバンドとして蘇生したというわけです。
貧乏4人兄弟にバージョンアップ!
ブルースバンドとしてはフル構成となり、借金総額もフル構成ですぞ!
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by bbbrothers | 2004-09-30 14:50 | B.B.Brothersの人々

合宿 こばなし

最近の合宿は録音とかで、めいっぱいヘロヘロ路線ですが、
昔の合宿はのんびりしたモノでして
夜にメンバー4人で「隠し芸ソロ歌謡ショー」をやったりしました。

ある夜のプログラムをご紹介すると、

まずはベースのK氏、しっとりとピアノの弾き語りで、
確かビリージョエルをヘロモン(フェロモン)たっぷりに歌い上げ、
我々はおつりが出るまで往生させられました。さすがです。

続いてはドラムのK氏、ずばりGS ドラムを叩きながら
「お前の~すべーてーをー おうおうぉぅぉぅ!!」
ドラムだけの伴奏で歌うのは初めて聞きました。一同絶句。
これも前者に負けず劣らずのインパクトで、しかも結構長かった!

ギターH氏は案の定、ジャンルの守備範囲が狭く、
クラプトンの「チェンジ ザ ワールド」だったと思います。
「いいよ、俺はやらなくて」となかなか腰が重く、
なんとかヤルと思ったら、どんなときも几帳面な彼は、
演奏開始までにさまざまな準備が必要で、
そのうちに我々も飽きてきてふざけているうちに、
突然始まりあっという間に終わってしまい、
もういちどやって!と言っても絶対やってくれません(笑)。

私はシャンソンの名曲「ケサラ」をフォーギターで弾き語り。
もうメンバーは疲れてしまい誰も聞いては居ませんが、
気持ちよく歌い上げました。
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by bbbrothers | 2004-09-30 14:49 | B.B.Brothersの人々

近藤房之介+小山英樹

先日、横浜THUMBS UP(サムズ・アップ)に、BBBギターH氏と
「近藤房之助LIVE with 小山英樹 (ORG)」を聴きに行きました。

バンドスタイルでの房之介氏のライブには何度か行ったことがありましたが、
今回はオルガンとのデュオということで、興味津々。

ステージは約100分、房之介節ノンストップを大いに堪能しました。

デュオは構成がシンプルな分だけ緊張感が非常に高くスリリング。
音と音との間に絶妙なタイミングで、優しくあるいは激しく、空気が埋めら
れてゆく感じです。
音・リズムが奔放に、キャッチボールのように遊び楽しみながら紡がれてい
くのはさすがでした。

オルガンという楽器は、音がフワフワしたりノぺーッとして、なかなか単独
でリズム・ビートを出しにくい性分ですが、
ここは小山氏の絶妙な指使いとボリュームペダルコントロールのコンビネーションで
見事なグルーブ感でした。

なにはともあれ、二人のあうんの呼吸と音を楽しむ様子に乾杯です。
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by bbbrothers | 2004-09-22 14:53 | 音楽の話題

上野のマティス展

上野の西洋美術館に先週から始まったマティス展を見に行きました。
マティス作品では「プロセス」を重視されているという説明でした。
画家が「予め」自分のイメージを「完成」させておき、
それをいかに「忠実」にキャンバスなどに「表現」できるかに苦悶する・・・
ああ、これは違う・・と嘆きながら作品をうち捨てる・・
というのではない、というわけです。

彼はまず、描きながら、動きながら、新たなイメージをさぐり続ける、
たしかにマティスの作品には、あえて描き直した形跡を残す、
展示会でその絵が描かれた課程を写真で紹介する、
同じモチーフだが様々な手法でたくさん描いてみるなど、
完成形より過程を表現したい欲求が見てとれます。
彼にとっては「完成」というものはとても遠いもの、
あるいは、それがあったとすれば、
既成の価値・権威との妥協の産物でしかない、
そう思っていたのかもしれません。

私たちのライブも
完成形を見せるのでなく、その場、その時のいろいろな要素が絡み合っ
て、そのときだけの形が産み出される。それは常に未完の共同作品。
それを大事にしたいと思います。
それがその時その時の本物で、それ以上でも以下でもないと思います。

とすればインプロビゼーション(即興演奏)こそ本当の音楽のような気がしてきます。
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by bbbrothers | 2004-09-13 14:54 | 芸術の話題

ベース K氏よりの報告

Do you remember 4th night of September?! 投稿者:j.k.  投稿日: 9月10日(金)19時11分58秒

9/4、Earth, Wind & Fire に会いに武道館まで行ってきました。
モーリス・ホワイトは病気のため今回が最後の公演になるという話を聞いていましたので、
是非、行きたいと思っていました。

アレンジは原曲に近く、しかも古い歌をたくさんやってくれましたので、
そういう意味ではよかったのですが、病魔が広がりつつあるモーリスを見るのは悲しかった。
初めの方にやった "Shining Star" では、歌に入るのを忘れ、
ラルフ・ジョンソンに声を掛けられて、"Oh, yeah" と返事をして慌てて歌い始めてたし、
後半の "September" では何カ所も歌詞を忘れてボーカルが抜けてしまうところがありました。
パーキンソン病。
ちょっと切なさを感じましたが、原点に返ったようなアレンジに胸が熱くなったのも確かです。

今回、ステージではほとんど歌わない "I'll write the song for you" をやってくれました。
実はこの歌は思い出の曲なんです。
うちのかみさんが出産直前に陣痛室でリラックスするためにテープに何度も録音して
(当時はまだMDウォークマンなどはなかったので・・・)くり返し聴いていた曲です。
バラードなので武道館の観客はみな座って聴いていたのですが、その中で僕は
バーボンが入ったヒップフラスコを手に持ったまま飲むのも忘れて聴き入っていました。
最近年を取ったのか、涙腺がもろくなってきているみたいで、
あふれる涙を止めることができませんでした。
でも気持ちのよい涙を流すというのはいいですよね。
この前も「となりのトトロ」を見ていて10分おきに涙を流した時も気持ちよかったですし。

アリーナの真ん中あたりでしたので、学校の体育館の後ろの方で見ているような位置で
大好きなヴァーダイン・ホワイトの歯むき出しの野獣のような表情も見ることもできて、
とても幸せでした。
次の来日の時は、モーリスはきっとステージには立たないと思いますが、
モーリス抜きのアースでもまた聴きに来ようと呟き、土砂降りの武道館を後にしました。
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by bbbrothers | 2004-09-10 14:55 | 音楽の話題

レスリー氏逝去

Don Leslie氏が亡くなったそうです。93歳。
彼はハモンドオルガンで使用されるレスリー回転スピーカーの開発者です。
コンサートなどでオルガンの脇におかれた木製の大きな箱を見たことがある方も多いのでないでしょうか。
高音用のホーンスピーカーが回転しているのは箱の隙間から見られますが
低音用のスピーカーはスピーカー自体が回転するのではなく、
スピーカーの出口に設けられたローターが回転します。
生み出されるトレモロ効果は高速と低速の切り替えができます。
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by bbbrothers | 2004-09-05 14:56 | 音楽の話題