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「硫黄島からの手紙」を観ました

「硫黄島からの手紙」を観ました_c0018561_1175197.jpg「硫黄島からの手紙」、この映画は「娯楽作品」ではない、というのが第一印象でした。クリント・イーストウッド監督は硫黄島の惨劇をリアルに描こうとしています。
例えば、疲れきった日本兵が米軍に投降し捕虜になる場面がありますが、米兵が食料を与え怪我の手当てをする・・というありがちな演出ではありません。また、戦場でのロマンスや友情という常套的な小道具も使わずドライな仕上がりでした。
二宮和也演じる「西郷」の台詞まわしが、その時代を感じさせない「今風(いまふう)な」軽い感じだった点は映画の緊張感を損なっているように思いました。また兵士の恐怖や狂気が少し丁寧に深く表現されているとよかったのではないでしょうか。
by bbbrothers | 2007-01-03 11:00 | 映画を観ました
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