高円寺UFO-CLUBで「
Muddy World」のライブを見た。
ギター、ベース、ドラム3ピース(最近はトリオとは言わないようだ)のインストバンド。変拍子の多用と「中近東テイスト」なメロディーラインが紡ぎだす独特な音楽世界は、一度聴くと脳裏に残り中毒性がある。ある人が「エキゾティック・ロック」と称したのは言い得て名だ。‘’70のプログレのような色彩感は「四人囃子」を思い出させる。もたれ合うことのない3人のタイトな演奏は、ボクサーがリングで戦っているような緊張感と切れのよさで心地よい。
CDでは分からない3人のキャラクターの対比もライブならではだ。
ギターの添田は繊細でロマンティスト、ドラムの杉田は人情派の情熱家、ベースの村上はクールな職人といったところか。特にギターの添田は、今でも「音叉」を使ってハーモニックスで調音したり、ステージ上にROLANDのJC(アンプ)を縦に置いて演奏するなどマニアックなこだわりを見せてくれた。
ところでデビューCD
「FUNERY OF THE STORM」の9曲目に収録されているCUTという楽曲はこれまでに全く聴いたことがない極めて変てこな楽曲である。
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