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THE有頂天ホテル」は年末のTV特番2時間ドラマのようで映画館に足を運んで1800円払う価値があったのか疑問符。出演者は確かに実力派揃いで豪華ですが、それぞれの演技力を引き出せていないし存在感もツマミ食いしているだけで実にもったいない限りです。おそらく出演者たちも使い捨てにされたような気がしてこの作品を愛することが出来ないでしょう。製作したフジテレビ・東宝がフジサンケイグループのメディアを総動員して宣伝していますのでつい観に行ってしまいました。
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歓びを歌にのせて」は2004年のスウェーデン映画、監督はケイ・ボラック。渋谷ル・シネマで公開後全国ロードショーが始まりました。音楽映画というよりフェミニズム・女性の自立がテーマの熟年離婚推奨映画(笑)。スウェーデンは女性の自立が進んだ国と聞いていましたが、こういう映画が作られるということはまだまだなのでしょうか。北欧の美しい季節の移ろいの中に出演者一人一人の悲哀や喜びが丁寧に描かれています。若い女性レナは特に愛らしく私も惚れてしまいました。オトコをコケにしすぎですがお勧めの映画です。「歓びを歌にのせて」という日本名のタイトルがインパクトに欠けます。
というわけでこの2作の対決は1:5で「歓び・・」に軍配を上げたいとおもいます。
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