サムソン・シュミット

30日、九段会館で来日中のサムソン・シュミット・カルテットを聴きました。

マヌーシュ(ジプシー)・スィング・ジャズでジャンゴ・ラインハルトやステファングラッペリの後継者といわれています。
なんといっても超絶速弾きギターテク。アコギの限界といっても過言ではありません。当日ゲスト出演したサムソンの父ドラド・シュミット、そのいとこのチャボロ・シュミットがさらに凄まじい演奏小技のデパートでした。ドラドは歌もバイオリンも素晴らしく、なかなかの色男で女にもてそう、チャボロは少しいたずらで人なつっこい温厚な笑顔です。二人の圧倒的な存在感と技術にサムソンも太刀打ちできません。

ギターはセルマー社のマカフェリ。これは1932年から20年間に1000本しか生産されなかったというシロモノで現在入手できるのはそのレプリカモデルのようです。

楽器構成はギターが2~3本とアコベースとバイオリン。ドラムレスなのでギターのカッティングストロークがリズムを作っています。このストロークが実に正確無比、しかも表情がとても豊かです。大概の曲は二人がリズムで一人がテーマやソロをとっていました。ギターを弾いているひとにはお勧めのライブです。

演奏曲は古い時代のヨーロッパジャズ、スケールは単純でソロでのテンションノートなどは余り使われていません。どちらかといえばイージーリスニング的な印象です。しかし速いです。速くても哀愁にあふれています。
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by bbbrothers | 2004-05-31 21:27 | 音楽の話題
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