茶色の朝

フランスの昨年のベストセラー「茶色の朝」
お勧めです。1000円くらいです。

たった13ページですが、読むのが辛い・・・何度も読めないです。
富んでみて辛いあなたは私と同じです。
もし辛くないあなたなら、そういうあなたになりたい。

私の親友は「読むうちにどんどん不愉快になった」・・・・
そのとおりです。気持ちを試されるような気がするからです。
責められる・・・責められる・・「君は、何をしているの?」と。

今、戦争の気配が私の上空を覆っていると思います。
外堀が埋まった事にも気づかない人たちが変に元気です。
上空を見せないように、地べたに誰かが虚飾を蒔いています。
知らない間に頭をもたげると別世界になっていることでしょう。
だから前を向き、胸を張り、仲間を信じて、楽しんでいきたいと思います。
が、「茶色の朝」は、鋭利な刃を私の喉元に突きつけます。

jrのようなわかい世代は」どう読むのだろうか?

ダイジェストは次の通りですが、本の挿絵も秀逸です。

世界中のどこにでもあるような、とある国の物語。友人と二人でコーヒーを飲みながらおしゃべりをするのを日課にしている男がいた。ある日、主人公は、その友人が飼い犬を始末したということを聞かされる。その理由は、ただ毛色が茶色じゃなかったからだった。その国の政府は、茶色の犬や猫のほうがより健康で都市生活にもなじむという理由で、茶色以外のペットは飼わないことを奨励する声明を発表したばかり。主人公は、自分が飼っていた白黒の猫をすでに処分した後であったが、友人がその犬を始末したことに少しショックを受けた。
時は流れ、二人は日課をいつも通りつづけていたが、小さな変化が起こっていた。人々は話し方を微妙に変え、茶色以外のペットを排除する政策に批判的だった新聞は廃刊になった。それでもたいして変わらない日々の生活がつづいた。友人はあたらしく茶色の犬を、主人公も茶色の猫を飼いはじめた。でもその時には、さらに新しい状況が生まれていた。友人をはじめ、多くの人々の逮捕がはじまった。そして夜明け前-ある「茶色の朝」-主人公の家のドアをノックする音がする・・・。
刊行年月日:2003/12/10
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by bbbrothers | 2004-11-16 19:57 | 戦争と平和
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