藤沢周平にはまる

正月は本でも読むかと手にした藤沢周平の小説、時代小説なんてまったく蚊帳の外であったがこれが実に面白く、図書館に通い週2冊くらいのペースで読んでいる。
はまりすぎてシゴトの会議で「ならば一時私が控えにまわろうではないか」などと発言してしまう。

藤沢作品の論評はいくらでもあるので個人的な感想をひとつふたつ

描写がうまくて舌を巻く。知人のタカハシ君が小説家になりたいと言ってたが、こういう表現が出来なければメシは喰えないだろう。豊富な語彙と過不足のない表現が見事だ。どのページを開いてもきらりと輝くセンテンスがあり感服する。
たとえば「風が無いので熱気は油のようにねっとりと身体にからみついてくる。新しい汗が流れた」・・・「新しい汗が流れた」なんてタカハシ君にはまだ書けないはずだ。

ストーリーがテンポよくて気持ちよい。探偵小説みたいな作品や、普通の人々の暮らしに起きるちょっとした事件を描く市井ものがある。私はこの市井ものが結構好きで、設定は江戸時代なのだが今どこかで同じようなコトが起こっているように思えてリアルである。
主人公は人情家のさえないヒーローだったり普通の人で、いずれも権力に対してはアッカンベーなところが痛快だ。
「たそがれ清兵衛」「武士の一分」など映画化したくなるのもなるほどと思う。

つぎからつぎへと一気に読みすぎて、似た名前の人物がいろいろ登場するから他の作品と混ざっちゃたり、一度読んだ本をまた借りてしまいしばらく読んで気がついたり、これは我ながら気付いたときは情けない(笑)。

下の写真は藤沢周です。
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by bbbrothers | 2009-01-31 21:11 | その他の話題
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