職員定期健康診断

先日、職場で定期健康診断があった。サラリーマンなら経験があると思うが、職場に検診車とキャラバン隊がやってくる。

殺風景な会議室に様々な器具や衝立が設置されて、あっという間に「検診センター」がオープンするのにはいつも感心させられる。そして検査が終わると何一つ残さず幻のように消え去るところもテント芝居や巡回サーカスみたいでかっこいい。たいしたものだ。

検査方法や道具は毎年何かが改良されている。たとえば胃のレントゲンで飲むバリウムはずいぶん量も減り味も耐えられようになった。血液検査で採られる血液の量も幾分減ったように思う。精度が増したためか検査結果は「要再検」だらけ、再検に行くとガッポリ費用をとられる仕組みだ。こういった医療検査分野の産業は不況知らずのようである。たいしたものだ。

玄関に停められた検診車だが、胃のレントゲン車は新車で機器も近代的なのだが、肺のレントゲン車は思いっきり昭和レトロ。間違って数百倍の放射線を照射され「あぁ、ごめんねぇ・・まただ」と謝られる予感がする。サビだらけの車体でよく走って来たなあと思う。たいしたものだ。

ところで胃のレントゲン技師は大変だ、撮影台を器用に遠隔操作しながら次々と被検査者にマイクで指示を出す。右に回って、左に回って、そこでとまって、一周して、息をとめて 吐いて、腹を含まらせてなどつぎからつぎへと。
撮影されるほうも、あられもない格好でゲップをこらえながら台の上でひとしきりジタバタするから消耗する。中にはドンくさい爺々もいるだろうし、わがままなマダームもいるだろう。それから大概こういうときにハシャぐオヤジがいるものだ。さぞ疲れるであろう。たいしたものだ。

検診チームはテキパキしていて手際がいいが、中に一人だけ湯治にきてるようなのんびり風情の爺さんがいる。問診担当の医師だ。世間話が好きで微妙なギャグを飛ばして来たりもするので油断ならない。肝心の病気のことになると当たり障りのない感想みたいなことしか言わないし、聴診器を当てたりするが聴こえているのだろうか? たいしたものだ。
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by bbbrothers | 2008-11-13 22:16 | その他の話題
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